ヘルメット(保護帽)

「もしも」の事故を最小限に抑えるために

保護帽の使命は、働く人々の「万一」に備え、安全を確保する事。そのためには適材適所の製品を セレクトできる知識が必要です。まず、保護帽の着用が必要な作業をきちんと把握し、作業ごとに 帽体の材質や用途別の構造・機能を必ずチェックしましょう。
保護帽に対する正しい理解こそ、安全対策のスタートラインです。

保護帽の基本性能
保護帽に求められる第一の性能は、外部からの衝撃を帽体と衝撃吸収ライナー及び 内装部分で吸収し、頭に伝わる衝撃を最小限にくい止める事にあります。次にとがったもの、鋭利なもの に衝突した際に頭を守る耐貫通性能があげられます。このほか、耐電、耐熱、耐寒性、通気性が求められます
衝撃吸収性能試験
保護帽の衝撃吸収性能を見る試験。5kgの鉄半球や鉄平円板を落下高さ 1mの地点から落として測定します。
耐貫通性能試験
とがったもの、鋭角なものに対する保護帽の耐力を計る試験。 3kgの鉄円錐を落下高さ1mの地点から落とし、保護帽の変形具合を見ます。